「成功者の告白」神田昌典(講談社)

成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語

成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語

◎ビジネスの成長段階において生じるいくつもの地雷(問題)は、
 いくつかにパターン化でき、それらを知る事で問題にうまく対処できる。


◎特にビジネスの成長段階において生じる地雷(問題)は、
 親子断絶、家庭内離婚、愛人騒動、家庭内暴力等の家庭問題と密接に関係している。
 
◎成長カーブ(導入期、成長期、成熟期、衰退期)それぞれの段階で、
 起こる問題がパターン化できる

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◎成長期の入口では、夫婦間、恋人間の感情のギャップが生じやすい。
→軌道が見え、ポジティブになると、相手はネガティブになる
→夫婦間が機能不全になると、子供が仲を取り持とうとし、
 いい子か悪い子になろうとする。夫婦の絆を回復するように働きかける。
 最悪の場合、病気になり、仲を取り持とうとする。
→だからこそ、夫婦がお互いを思いやれるか。
 できるだけ早くビジネスを軌道に乗せ家庭とのバランスを取る事が重要


◎成長期の前半は経営者の女性問題が起こりやすい。
→創造エネルギーと性的エネルギーの根源は一緒。
 成長期に妻がネガティブに振れると、性的エネルギーを他の女性に求める
→夫婦仲の不和は再び子供に影響を及ぼす…。
→新しく現れた女性問題の誘惑を拒否すれば、新しく現れた女性に求めたのと
 同じ魅力が、夫婦間に現れる。


◎成長期の後半に入ると(創業4年以降)、マネジメントの問題起こる
→社員の病欠、遅刻、社員がいつかない、品質の低下、モラルの低下…
第二創業期、オーナー主導型から組織で経営する組織へ変わる必要。
→日本の会社の90%以上が年商10億円以下。これは第二創業期の壁が厚いから。
→チームで会社が機能するためのチームマネジメント
 ステップ0:怒りの解放(怠ると膿みがでてくる)
 ステップ1:土台作り…母親の愛(グッド&ニュー、承認の輪)
 ステップ2:土台作り…父親の意思(クレド
 ステップ3:土台作り…経営のシステム化


◎会社が成長するための4人の役者
→起業家、実務家、管理者、まとめ役
→導入期:起業家のアイディア
→成長期前半:起業家と実務家のエネルギーのバランス
→成長期後半:実務家と管理者が組んで、日常業務をシステム化する
→成長期後半に起業家のアイディアマンぷりはいらない
 むしろまとめ役となり、文化、価値観、社風を根付かせる
 成熟期になってから、新しい成長カーブを起業家が描き始めるべき

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◎ビジネス成功のカギはタイミング。
→「成長カーブ」(導入期、成長期、成熟期、衰退期)
 成長期の前半が参入に最も適している
 収益が上げやすく、競争も激化する前。
→石の中からダイヤモンドを見つける事が大事
 儲ける仕事と誇りを持てる仕事は両立できる
→成長期が見えない場合、成熟期か衰退期の市場のニッチを
 狙い、次世代の波を作る。


◎ビジネスモデルのポイント
1.成長カーブのどこに位置するか
2.ライバル会社との比較で優位性があるか
3.ビジネスを継続するのに十分な粗利が確保できるか


◎顧客の獲得について
・初期段階では粗利を稼ぐために、顧客数を増やす事に
 時間を集中するべき。顧客の数が増えれば経営は安定する。
 最初の100社(100人)が重要。
・ともあれまずは1人目の顧客の獲得が重要。
 方法は「お客様の声」。最初は無料ででも商品を提供し、
 お客様の声を作成。営業ツールとする。
・衝動買いできない価格帯の商品の場合、人は45日〜60日は悩む.
 その間の顧客フォロー(成功事例レポート)が大事。
・見積もり依頼、資料請求後は発送条件、返品規定、支払い方法
 など具体的な上を「スピーディー」に提供する事が大事。
・既存客をリピートさせるためのフォローと、次の商品が重要。